* [[Xen]]
オープンソースの仮想マシン。VMwareのプレイヤーが無償化となっておりますが、ちょっと触ってみたいです。VMware WorkstationはホストOS上で動くため、オーバヘッドが大きいのですが、Xenはハードウェアの上に仮想マシンモニタとして動きますので、オーバヘッドが少ないようです。なにかで読んだんですが、virtualの意味は事実上の, 実際上のとかって意味で、仮想はsuppositionになるので、仮想マシンの略はおかしいそうなんです...

参考:[[【Linuxウォッチ】第24回 VMware vs Xen,激しく火花を散らす仮想化技術の最新動向>http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060218/229754/]]
#contents

** 設定 CentOS5
どうもXenの導入は大変そうだというイメージがあったんですが、CentOS5のVirtual Machine Managerでxenで導入してみます。CentOS5をインストールするときはベースシステムより仮想化(Xen)を選んでおいて、Domain0としてインストールしておきます。インストール後、アプリケーション>システムツールにVirtual Machine Managerがありますので、これを選択して進めます。ローカルXenホストに接続すると、新規ボタンがありますので、クリックします。仮想マシンの名前を指定中とかいう画面がでますので、システム名を入れます。のちにこのシステム名をつかいますので、覚えておきます。仮想化の方法は「準仮想化」を選択しました。CPUがVTに対応していれば、「完全仮想化」でいけるようです。インストールメディアのURLを指定するところがありますが、よくDomain0にhttpサーバを立ててCDをマウントしたりする方法が紹介されてますが、ベタに下記URLを指定しました。
 http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/6/i386/os
次にストレージの割り当てについては、シンプルファイルを選びました。通常のディスクパーティションを選ぶ場合は、ディスクを空けておきましょう。後は指示にしたがっていけばインストールできます。終了後は画面が消えてしまいますが、
 xm create システム名
で起動できます。/etc/xen/にシステム名の設定ファイルがありました。途中で困ったことをあげておきます。
-文字化け~
Virtual Machine ManagerがLANGがeucだとメニューが文字化けした。
UTF-8に変更
-ストレージ領域を割り当て中~
シンプルファイルを選択し、ファイルを場所をフルパスで指定したら、なぜか、
 xm create システム名
で動かなかった。カレントパスの問題? 
-GUIにならない。~
startxでもエラーになる。
 Server is already active for display 0
 If this sever is no longer running ,remove /tem/.X0-lock
 and start agen
とあったので、.X0-lockを消すと動いた。
-DomainU上でコロンが入力できない?~
もともとXは使わないのですが、コロンが入力できず、viを立ち上げてちょっと困った。参考:[[CentOS5 XEN DomainUでは日本語キーボードが使えない?>http://lightson.dip.jp/blog/seko/1244]]
***コマンド
ホスト情報表示
 xm info
デバッグ情報表示
 xm dmesg
ログの表示
 xm log
全ドメインのステータス表示
 xm list
Domainを起動 -cをつけるとDomain起動時にコンソールの切り替えができます。
 xm create 設定ファイル(システム名)
コンソールの切り替え Ctrl+]でDomain0に戻るそうな。IDはxm listで確認しておく
 xm console ID
一時停止
 xm pause ID
停止から復帰
 xm unpause ID
停止 これってDomain0からDomainUに対してshutdown -h nowを実行しているようなものなので、電源を切るようなイメージではないです。
 xm shutdown ID
再起動
 xm reboot ID
強制終了
 xm destroy ID
メモリ変更 動的に変更できます。
 xm mem-set ID メモリサイズ

** 設定 openSUSE
[[opneSUSE]]を使いました。これはメニューにXenがあったからなのですが、なぜかうまくいきません。ということで、これを使わず、別にインストールしていきます。
まず、YaSTよりbridge-utilsとlibreiserfsをインストールしました。次にrpmを使えるようにするために
  wget http://ftp.jp.debian.org/debian/pool/main/d/debootstrap/debootstrap_0.2.45-0.2_i386.deb
 ar x debootstrap_0.2.45-0.2_i386.deb
 tar zxf data.tar.gz
 cp ./usr/sbin/debootstrap /usr/sbin/
 cp -a ./usr/lib/debootstrap/ /usr/lib/
ではhttp://www.suse.de/~garloff/linux/xenからxenのパッケージを落としてきます。
 wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/gdbserver-xen-6.2.1-1.i586.rpm
 wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/kernel-xen-2.6.13-15f.i586.rpm
 wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/xen-3.0_7608-2.1.i586.rpm
 wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/xen-tools-3.0_7608-2.1.i586.rpm
 rpm -Uhv gdbserver-xen-6.2.1-1.i586.rpm kernel-xen-2.6.13-15f.i586.rpm xen-3.0_7608-2.1.i586.rpm xen-tools-3.0_7608-2.1.i586.rpm
さて、まだ先はながそうです。Linux World 2006 2をみながらぼちぼちと...
** MEMO
** リンク
http://fedorasrv.com/xen.shtml~
http://fedorasrv.com/xen-domu-fc6.shtml~
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/994virtualmachinemanager.html~
[[NFSを用いた仮想化環境構築手順>http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/xen203/xen203a.html]]~
** 参考書籍
Linux World 2006 2
** コメント
-#comment

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS