Xen

オープンソースの仮想マシン。VMwareのプレイヤーが無償化となっておりますが、ちょっと触ってみたいです。VMware WorkstationはホストOS上で動くため、オーバヘッドが大きいのですが、Xenはハードウェアの上に仮想マシンモニタとして動きますので、オーバヘッドが少ないようです。なにかで読んだんですが、virtualの意味は事実上の, 実際上のとかって意味で、仮想はsuppositionになるので、仮想マシンの略はおかしいそうなんです...

参考:【Linuxウォッチ】第24回 VMware vs Xen,激しく火花を散らす仮想化技術の最新動向

設定 CentOS5

どうもXenの導入は大変そうだというイメージがあったんですが、CentOS5のVirtual Machine Managerでxenで導入してみます。CentOS5をインストールするときはベースシステムより仮想化(Xen)を選んでおいて、Domain0としてインストールしておきます。インストール後、アプリケーション>システムツールにVirtual Machine Managerがありますので、これを選択して進めます。ローカルXenホストに接続すると、新規ボタンがありますので、クリックします。仮想マシンの名前を指定中とかいう画面がでますので、システム名を入れます。のちにこのシステム名をつかいますので、覚えておきます。仮想化の方法は「準仮想化」を選択しました。CPUがVTに対応していれば、「完全仮想化」でいけるようです。インストールメディアのURLを指定するところがありますが、よくDomain0にhttpサーバを立ててCDをマウントしたりする方法が紹介されてますが、ベタに下記URLを指定しました。

http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/6/i386/os

次にストレージの割り当てについては、シンプルファイルを選びました。通常のディスクパーティションを選ぶ場合は、ディスクを空けておきましょう。後は指示にしたがっていけばインストールできます。終了後は画面が消えてしまいますが、

xm create システム名

で起動できます。/etc/xen/にシステム名の設定ファイルがありました。途中で困ったことをあげておきます。

  • 文字化け
    Virtual Machine ManagerがLANGがeucだとメニューが文字化けした。 UTF-8に変更
  • ストレージ領域を割り当て中
    シンプルファイルを選択し、ファイルを場所をフルパスで指定したら、なぜか、
    xm create システム名
    で動かなかった。カレントパスの問題?
  • GUIにならない。
    startxでもエラーになる。
    Server is already active for display 0
    If this sever is no longer running ,remove /tem/.X0-lock
    and start agen
    とあったので、.X0-lockを消すと動いた。
  • DomainU上でコロンが入力できない?
    もともとXは使わないのですが、コロンが入力できず、viを立ち上げてちょっと困った。参考:CentOS5 XEN DomainUでは日本語キーボードが使えない?

コマンド

ホスト情報表示

xm info

デバッグ情報表示

xm dmesg

ログの表示

xm log

全ドメインのステータス表示

xm list

Domainを起動 -cをつけるとDomain起動時にコンソールの切り替えができます。

xm create 設定ファイル(システム名)

コンソールの切り替え Ctrl+]でDomain0に戻るそうな。IDはxm listで確認しておく

xm console ID

一時停止

xm pause ID

停止から復帰

xm unpause ID

停止 これってDomain0からDomainUに対してshutdown -h nowを実行しているようなものなので、電源を切るようなイメージではないです。

xm shutdown ID

再起動

xm reboot ID

強制終了

xm destroy ID

メモリ変更 動的に変更できます。

xm mem-set ID メモリサイズ

設定 openSUSE

opneSUSE?を使いました。これはメニューにXenがあったからなのですが、なぜかうまくいきません。ということで、これを使わず、別にインストールしていきます。 まず、YaSTよりbridge-utilsとlibreiserfsをインストールしました。次にrpmを使えるようにするために

 wget http://ftp.jp.debian.org/debian/pool/main/d/debootstrap/debootstrap_0.2.45-0.2_i386.deb
ar x debootstrap_0.2.45-0.2_i386.deb
tar zxf data.tar.gz
cp ./usr/sbin/debootstrap /usr/sbin/
cp -a ./usr/lib/debootstrap/ /usr/lib/

ではhttp://www.suse.de/~garloff/linux/xenからxenのパッケージを落としてきます。

wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/gdbserver-xen-6.2.1-1.i586.rpm
wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/kernel-xen-2.6.13-15f.i586.rpm
wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/xen-3.0_7608-2.1.i586.rpm
wget http://www.suse.de/~garloff/linux/xen/RPMs-100/7608/xen-tools-3.0_7608-2.1.i586.rpm
rpm -Uhv gdbserver-xen-6.2.1-1.i586.rpm kernel-xen-2.6.13-15f.i586.rpm xen-3.0_7608-2.1.i586.rpm xen-tools-3.0_7608-2.1.i586.rpm

さて、まだ先はながそうです。Linux World 2006 2をみながらぼちぼちと...

MEMO

リンク

http://fedorasrv.com/xen.shtml
http://fedorasrv.com/xen-domu-fc6.shtml
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/994virtualmachinemanager.html
NFSを用いた仮想化環境構築手順

参考書籍

Linux World 2006 2

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Last-modified: 2008-11-14 (金) 17:01:00 (5661d)