ntp

NTP (Network Time Protocol) はネットワーク経由で時間を合わせることができます。 ファイルサーバです。NTPのポートはudp/123です。NTPサーバーかどうかは

netstat -a -n | grep :123

で確認してみましょう。

インストール

http://www.ntp.org/からダウンロードします。

wget http://www.eecis.udel.edu/~ntp/ntp_spool/ntp4/ntp-4.2.0.tar.gz
cd ntp-4.2.0
./configure 
make
make install

環境設定

以下のコマンドで日付あわせ

ntpdate -b clock.nc.fukuoka-u.ac.jp

詳細は

ntpdate -d clock.nc.fukuoka-u.ac.jp

clock -wでCMOSクロックの時刻を合わせます。もしくはhwclock --systohc ntpdの場合は、/etc/ntp.confにntpサーバーを記述しましょう。その後起動です。chkconfigでサービスとして登録しておいてください。

/etc/init.d/ntpd start 

ntpq -pで確認してください。このntp.confにあるdriftは、サーバとの偏りを記録しておくファイルです。127.127.1.0は、PCの内部時計を参照するドライバを利用する時に使うローカルIPアドレスで、PC内部の(CMOS)時計をNTPサーバに見立てて時刻合わせする設定ということになります。 ntpq -pでもまったく同期をとってない(*や+がついている場合は完了している)場合は、TCP123があいていない可能性があります。 またntp.confを

server  ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server  ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server  ntp3.jst.mfeed.ad.jp
driftfile /var/lib/ntp/drift
logfile /var/log/ntpd.log

ぐらいにして動かしてみてください。

ntp.conf

デフォルトでの設定

restrict default nomodify notrap noquery
ignore:すべてのNTPアクセスを無視
notrust:時刻問い合わせ回答パケットは無視
noquery:NTPに依存する時刻の問い合わせを無視
nomodify:時刻問い合わせに応答するが、設定変更要求のパケットは無視
notrap:NTPトラップサービスはなし

アクセスを許可するNTPサーバ

restrict 127.0.0.1

アクセスを許可するNTPクライアント

restrict 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap

同期するNTPサーバ

server ntp1.jst.mfeed.ad.jp 

TIPS

ntpdateでこんなエラーが出たときは

the NTP socket is in use, exiting

一度ntpdをとめてから再度実行してみてください

タイムゾーン

/etc/profileにexport TZ=JST-9を追加して . /etc/profileで反映してdateコマンド確認ntp1.jst.mfeed.ad.jp: 日本のインターネット環境に正確な時刻を提供することを目的とした実験で設置されたとのこと
ntp2.jst.mfeed.ad.jp: 公共 NTP

リンク

NTP 環境を構築する
NTPサーバのリスト
Windows XPにおけるNTPの設定について
第8回 Linux時刻管理の仕組みと設定

参考書籍


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Last-modified: 2008-12-31 (水) 17:24:00 (5614d)