Hyades

前々からhttp://www.eclipse.org/tools/index.htmlにHyadesってものがあり気になっていたんですが、どうもこれはテストの時のトレースしたりするアプリケーションプロファイリングとのことです。メソッド呼び出しにかかった時間やメモリ上の各オブジェクトのインスタンスの数などいろいろとビジュアルに表示してくれるツールみたいです。これはちょっと規模が大きなプロジェクトとかでは大変有効に思えますので、ぜひ使えるようになりたいです。

環境設定

http://www.eclipse.org/hyades/からDownload Pageにいき、Release Build 3.1.0をクリックします。Hyades RuntimeとHyades Component TestとHyades Data Collection Engine for Windows (NT, 2000, XP) Runtimeをダウンロードしました。もし、EMFやXSDをインストールしていない場合は、先にインストールしておいてください。同ページの最後にあります。 Hyades Runtimeとhyades.testをインストールしているeclipseの直下に解凍します。解凍後、eclipseを実行して、ウィンド>設定でProfiling and Loggingやtestが表示されていればOKです。hyades.racはちょっと違います。どこか適当なところに解凍してください。 解凍後、H:\hyades\binのSetConfig?.batをDos窓で実行します。

c:\hyades\bin>SetConfig
c:\hyades\bin>java -classpath ..\lib\hcframe.jar org.eclipse.hyades.internal.config.generator.SetConfig「java.exe」
の完全修飾パスを指定してください (例: c:\jdk1.4\jre\bin\java.exe):
デフォルト>"C:\Program Files\Java\j2re1.4.2_06\bin\java.exe" (<ENTER> を押してデフォルト値を受け入れます)
新規の値>c:\j2sdk1.4\bin\java.exe
ネットワーク・アクセス・モード (ALL=すべてのホストを許可、LOCAL=このホストのみ許可、CUSTOM=ホストのリスト):
デフォルト>"LOCAL" (<ENTER> を押してデフォルト値を受け入れます)
 新規の値> 
Please enter the JBoss Application Server Home:
 デフォルト>"" (<ENTER> を押してデフォルト値を受け入れます)
 新規の値>
Please enter the JOnAS Application Server Home:
 デフォルト>"" (<ENTER> を押してデフォルト値を受け入れます)
 新規の値>

次にサービスを登録します。

c:\hyades\bin>manageservice add "Hyades" c:\hyades

登録後、Windowsのサービスを見てみましょう。Hyadesがありますので、開始しておきます。 その後c:\hyades\configのservicelog.logを確認しておきます。 削除したい場合は、manageservice remove "Hyades"で可能です。

プロファイリング

ここでは既存のアプリケーションに対してプロファイリングしていきます。この場合、リモートプロファイリングとなるのですが、Tomcatで動いているアプリに対してやっていきます。たぶんこれが一番需要が多そうなので。まず、tomcatのCATALINA_OPTSに

-server -Xmx512M -Xms128M -XrunpiAgent:server=enabled

としてやります。このとき -XrunpiAgent?:server=enabledが必要になります。その前のやつは好きにしてください。指定後、Tomcatを起動するのですが、

TOMCAT_HOME\bin\catalina run

で起動します。一応きちんとTomcatが動くかどうかをコンソールで見るためです。このとき以下のエラーが出る場合は、c:\hyadesを環境変数のPATHに加えてあげてください。

Can't find piAgent.dll

うまくTOMCATが起動しましたら、今度はEclipseを立ち上げます。 メニューの実行>プロファイリングを選択すると、左のメニューにAttach - Java Processというのがありますので、これで新規で作成します。すると右にHost,Agents,Profiling,ソース,共通といったタブがでてきますので、Agentsを選択して、Agentsに出ているのを選択して、右のリストに移動します。ここでAgentsのリストになにも表示されていない場合は、プロファイルエージェントが起動できていないので、Tomcatの環境変数を見直しましょう。移動後は右下にあるプロファイリングのボタンを押すとProfiling and Loggingビューに切り替わります。 ビューの上にStartMonitoring?とう緑の三角ボタンがありますので、押すとプロファイルが始まります。始まった後はブラウザでアプリケーションを立ち上げて、適当にさわると、プロファイルされています。

リンク

参考書籍


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Last-modified: 2004-11-25 (木) 16:54:00 (7112d)